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エコキュートとは?仕組みを知れば寿命が延びる!修理のプロが教える「お湯の科学」

2026.2.23施工実績

「エコキュートって、結局どうやってお湯を作っているの?」 「電気温水器やガス給湯器と何が違うの?」

今や多くの家庭に普及したエコキュートですが、その仕組みを正しく理解している方は意外と少ないものです。しかし、仕組みを知ることは、「なぜメンテナンスが必要なのか」「どの音が故障のサインなのか」を判断する大きな助けになります。

本記事では、修理・メンテナンスのスペシャリスト「エスジー」が、エコキュートの画期的な仕組みから、他の給湯器との決定的な違い、そしてプロが教える「長持ちさせるための構造的ポイント」を徹底解説します。

エコキュートの心臓部「ヒートポンプ技術」の凄さ

エコキュートの正式名称は「自然冷媒ヒートポンプ給湯機」。その最大の特徴は、電気を直接「熱」に変えるのではなく、「空気中の熱を移動させる」ことにあります。

  • 1の電気で3以上の熱を作る: 電気温水器は電気ヒーターでお湯を沸かすため、1の電気から1の熱しか得られません。対してエコキュートは、電気を「空気中の熱を運ぶためのポンプ(コンプレッサー)」として使うため、効率が劇的に高く、光熱費を大幅に抑えられるのです。
  • CO2(自然冷媒)の活用: かつてのエアコンのようにフロン類を使うのではなく、自然界にある二酸化炭素(CO2)を冷媒として使用します。環境負荷が極めて低く、地球に優しい給湯器と言われる所以です。

修理のプロが解説する「貯湯タンク」の役割と重要性

ヒートポンプで作った熱を水に伝え、お湯として貯めておくのが「貯湯タンク」です。ここにはプロが注目する「維持管理のポイント」が詰まっています。

  • 「魔法瓶」のような高い断熱性: タンク内部は高度な断熱材で覆われており、一度沸かしたお湯を長時間保温します。しかし、長年の使用でパッキンが劣化して漏水が起きると、保温能力が落ちて無駄な電気を消費することになります。
  • 沈殿物(スケール)の蓄積: 水道水に含まれる不純物は、長年使うとタンクの底に沈殿します。これがストレーナー(フィルター)を詰まらせ、水圧低下や異音の原因になります。「定期的な水抜き」が推奨されるのは、この物理的な構造があるためです。

他の給湯システムとの決定的な違い

「どれがいいか」を判断するために、プロの視点で比較しました。

  • vs 電気温水器: 仕組みはシンプルですが、電気代はエコキュートの約3〜4倍。2026年現在の電気料金水準では、温水器を使い続けることは大きな家計負担となります。
  • vs ガス給湯器(エコジョーズ等): ガスは「瞬間式」なのでお湯切れの心配がありませんが、ランニングコストはエコキュートに軍配が上がります。また、災害時の「貯水機能」があるのはエコキュートだけの強みです。

修理のプロ「エスジー」が考える、エコキュートとの付き合い方

仕組みが高度であるということは、それだけ「精密な健康管理」が必要であるということです。

  • 「音」の変化に敏感になる: ヒートポンプの仕組みを知っていれば、コンプレッサーの異音が「効率低下のサイン」であることが分かります。早めの修理が、高額な全交換を防ぐ鍵です。
  • 「水質」に合わせたケア: お住まいの地域の水質によって、内部の銅管や弁への負担は変わります。私たちはその地域の特性を熟知し、仕組みに負担をかけない運用を提案します。

エコキュートは、正しく理解し、適切に手をかければ、15年、20年と家族の生活を支えてくれるパートナーになります。仕組みを知った今日から、あなたも「エコキュートの主治医」としての第一歩を踏み出しましょう。

よくある質問(FAQ)

Q. エコキュートの「冷媒(ガス)」は補充が必要ですか?

 A. 通常の使用では補充の必要はありません。 しかし、配管の亀裂などで漏れ出した場合は、お湯が沸かなくなります。これは「故障」ですので、ガス補充ではなく、漏れ箇所の特定と修理が必要です。

Q. 仕組みが複雑な分、壊れやすいのでは? 

A. 確かに部品点数は多いですが、設計寿命は10〜15年としっかり確保されています。 10年目に一度、プロによる基板や弁の点検を受けることで、故障を未然に防ぎ、トータルコストを抑えることができます。

Q. 夏と冬で仕組みの効率は変わりますか? A. はい、大きく変わります。 冬は空気中の熱が少ないため、お湯を作るのに夏よりも多くの電気を必要とします。冬に電気代が上がるのは、仕組み上避けられない現象ですが、最新機種ほどその落差が小さくなっています。

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この記事の執筆者:岩田 
(カスタマーサポート)

大手建設会社に新卒入社し、5年間ほど広報、個人営業などの業務を経験。
2018年にエスジーに入社し、オール電化の販売サイト「エスジー」「エコランド」のマーケティングを担当。2022年からエスジー「オフィシャルサイト」の広告も担当しています。

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