エコキュートのお湯に黒い粒が混じる？正体はパッキンの寿命！修理のプロが教える解決法

お風呂にお湯を張ったとき、黒いカスや粒のようなものが浮いているのを見つけて驚いたことはありませんか？「配管が汚れているの？」「それともどこか壊れている？」と不安になりますよね。

実は、その黒い粒の正体の多くは、エコキュート内部や配管に使われている「ゴムパッキン」の破片です。

この記事では、修理・メンテの専門会社「エスジー」が、黒い粒が出る原因と、放置するリスク、そして根本的な解決策をプロの視点で説明します。

1. 黒い粒の正体は「ゴムパッキン」の経年劣化

エコキュートの配管接続部や循環ポンプ、混合弁などの内部には、水漏れを防ぐためのゴムパッキンが多数使用されています。

• 劣化のメカニズム: 設置から7〜10年ほど経過すると、熱や塩素の影響でゴムが硬化し、ボロボロと剥がれ落ちるようになります。これが「黒い粒」となってお湯に混じり、蛇口や浴槽の循環口から出てくるのです。
• その他の原因（入浴剤）: 一部の入浴剤（特に硫黄成分を含むもの）はゴムの劣化を急激に早めることがあります。お湯が黒くなるのと同時に、ゴムの破片が出る場合はパッキン寿命の可能性が極めて高いです。

2. 黒い粒を放置してはいけない「修理のプロ」の理由

「ただのゴミだから」と網ですくって済ませるのは危険です。放置すると以下のような深刻なトラブルを招きます。

1. 精密部品の目詰まり: 黒いゴムカスが内部の「ストレーナー（フィルター）」や、お湯の温度を調整する「混合弁」に詰まると、温度調節ができなくなったり、お湯の勢いが弱くなったりします。
2. 本格的な漏水事故: パッキンが剥がれ落ちているということは、その部分の防水機能が失われつつあるということです。ある日突然、タンク周辺や床下で大きな漏水が発生し、高額な修理費用がかかるリスクがあります。

3. 黒い粒が出たときの正しいステップ

Step 1：ジャバ等の配管洗浄剤を試す

まずは市販の配管洗浄剤（ジャバなど）を使用して、循環口から配管内を掃除してください。これで収まる場合は、配管内に溜まっていただけのカスである可能性があります。

Step 2：循環口のフィルター清掃

浴槽内のフィルターを外し、黒いカスが詰まっていないか確認・清掃します。

Step 3：【重要】プロによる部品点検・交換

洗浄しても黒い粒が出続ける場合は、エコキュート内部のパッキンが限界を迎えています。これは「お掃除」では直りません。劣化した部品を特定し、新しいパッキンに交換する必要があります。

4. 「黒い粒」はメンテナンスの合図！エスジーにお任せください

黒い粒が出始めたら、それはエコキュートからの「点検してほしい」という末期症状のサインです。

エスジーは、エコキュートの細かな部品交換から大規模な修理まで対応するメンテナンスのスペシャリストです。

• 原因となっている劣化パッキンを正確に特定
• メーカー純正部品を使用した確実な交換作業
• 他にも劣化している箇所がないか、ついでに全体点検

「家族が毎日使うお湯だから、常に清潔に保ちたい」そんなお客様の想いに応えます。黒い粒を見つけたら、被害が大きくなる前にぜひ一度エスジーへご相談ください。