エコキュートが故障した？プロが教える8つの原因と修理・交換のボーダーライン

「急にお湯が出なくなった」「リモコンに見たことがないエラーコードが出ている」……。 毎日当たり前のように使っているエコキュートが突然故障すると、お風呂にも入れず、家事も滞り、本当に困ってしまいますよね。

エコキュートの寿命は一般的に10年〜15年と言われていますが、実はそれより早く故障してしまうケースも少なくありません。

この記事では、エコキュート・電気温水器の交換を専門に行うエスジーが、現場で実際に遭遇する「故障の8大原因」を徹底解説します。

「これって故障？」「修理と交換、どっちがお得なの？」という疑問をプロの視点で解消します。

1. エコキュートが故障する8つの主な原因

エコキュートは精密機械です。故障の原因は多岐にわたりますが、代表的なものは以下の8つです。

① ヒートポンプユニットの経年劣化

エコキュートの心臓部であるヒートポンプユニット内には、エアコンと同じようにコンプレッサーや電子回路が入っています。設置から10年前後経つと、これらの部品が摩耗・劣化し、沸き上げができなくなるケースが最も多いです。

 ② 基板の不具合・ショート

落雷による過電流や、小さな虫の侵入、結露などによって電子基板がショートすることがあります。こうなるとリモコン操作が効かなくなったり、電源が入らなくなったりします。

③ パッキンの劣化による水漏れ

タンク内や配管の接続部にあるゴムパッキンは、熱と圧力で徐々に硬化し、ひび割れます。そこからじわじわとお湯が漏れ出し、水道代や電気代が跳ね上がる原因になります。 

④ センサー類の誤作動

温度センサーや水位センサーが故障すると、「お湯があるのに無いと判断する」「お湯が設定温度にならない」といった症状が出ます。

⑤ 弁（三方弁・混合弁）の故障

お湯と水を混ぜて温度を調整する「混合弁」や、お湯の通り道を切り替える「三方弁」が故障すると、設定温度通りにお湯が出なくなります。 

⑥ 配管の腐食・詰まり

長年の使用で配管内に不純物が溜まったり、錆が発生したりすることで、お湯の出が悪くなります。特に電気温水器から長くお使いの方は注意が必要です。

⑦ 外部環境（落雷・豪雨・雪）

近隣への落雷や、台風による浸水、冬場の積雪によるヒートポンプの目詰まりなど、自然災害が引き金となる故障も意外と多いのが現状です。

⑧ 入浴剤の不適切な使用

一部の入浴剤（硫黄、酸、アルカリを含むものや、濁りタイプ）は、追い炊き配管やポンプを腐食させる原因になります。メーカー推奨以外の入浴剤の使用は避けましょう。 

2. 【エスジー式】修理 vs 交換、損をしないのはどっち？

故障した際、一番の悩みどころは「修理して使い続けるか、新品に交換するか」ですよね。エスジーでは、お客様に以下の判断基準をご提示しています。

修理を選んだほうがいいケース

• 設置から7年以内
• メーカー保証や延長保証が残っている
• 故障箇所がパッキン交換など、数千円〜2万円程度で直る場合

交換を選んだほうがいいケース（推奨）

• 設置から10年以上経過している
• 修理見積もりが5万円を超えてくる
• ヒートポンプのコンプレッサーなど、主要部品の故障
• 電気温水器からエコキュートへの切り替えを検討中

なぜ10年を超えたら「交換」なのか？ 10年経つと、メーカー側で部品の製造が終了していることが多く、一度直しても別の箇所が連鎖的に故障するリスクが非常に高いからです。何度も修理代を払うより、最新の省エネ機種に交換した方が、将来的な電気代も安くなり、結果的に「おトク」になるケースがほとんどです。 

3. エスジーが「即日交換」にこだわる理由

お湯が出ない生活は、想像以上にストレスフルです。エスジーは交換専門のプロ集団として、以下の体制を整えています。

• 自社施工だから早い・安い： 外注を通さないため、連絡から最短即日での現地調査・施工が可能です。
• 主要メーカーの在庫を完備： 三菱、パナソニック、ダイキンなどの人気機種を常に倉庫に確保しています。
• 電気温水器からの交換が得意： 「古い電気温水器からエコキュートに変えたい」という工事も、配管の引き直しから電気工事まで一貫して行います。 

4. まとめ：お困りの際はプロの無料診断を

エコキュートの調子が悪いと感じたら、放置するのが一番危険です。水漏れなどが進行すると、家の基礎を傷めたり、修理不能なレベルまで故障が拡大したりすることもあります。

「これって故障かな？」と不安になったら、まずはエコキュート交換のプロ・エスジーへご相談ください。現状を正しく診断し、お客様にとって「修理と交換、どちらが本当にお得か」を正直にお伝えいたします。